2025.03.30

新しいデザインの隠岐のお土産ができました!

令和6年度「隠岐ジオパークパッケージ助成事業」を活用し、隠岐諸島の3事業者があらたなパッケージや広報ツールを作成してくださいましたので、ご紹介いたします。

■海女ノ商店 隠岐の海藻

隠岐の島町の海女ノ商店さんが、海藻商品の新しいパッケージと広報ツールを制作しました。

この取り組みでは、あらめ・わかめ・めかぶ・もずくなど、隠岐の海で手摘みされた海藻の魅力を伝えるため、リーフレットやポスター、贈答用の包装などに工夫を凝らしました。
商品の背景にある「隠岐の自然と暮らし」が、より多くの方に伝わるような温かみのあるデザインに仕上がっています。

商品は隠岐の島町の商店「あんき市場」で購入できます。

■隠岐桜風舎 キンニャモニャ饅頭

海士町の隠岐桜風舎が「キンニャモニャまんじゅう」の新しいパッケージを制作しました。

このおまんじゅうは、海士町に伝わる民謡「キンニャモニャ」の名を冠した、唯一のお土産菓子。2019年に老舗菓子店から製造を引き継ぎ、今もひとつひとつ手作りされています。

今回のリニューアルでは、踊る島民や隠岐の風景をあしらったデザインに刷新。見た目にも楽しく、手に取った人が「この島らしさ」を感じられる仕上がりになりました。

島の文化を未来へつなぐ、あたたかな新パッケージ。観光のお土産や、宿泊施設の部屋菓子としても親しまれています。

海士町のお土産屋さん「つなかけ」や、菱浦港フェリーターミナルで販売中です。

■知夫里水産「鯖寿司」

知夫村の知夫里水産が「鯖寿司」の新しいパッケージを制作しました。

この鯖寿司は、知夫里島近海で獲れたサバを使用し、化学調味料や保存料は一切使わず、シンプルな味付けで仕上げたこだわりの逸品です。
「お魚が持つ本来の旨み・味わいを存分に楽しんでいただきたい」──そんな想いを込めて、一つひとつ丁寧に作られています。

今回のパッケージでは、商品の特徴に加え、隠岐の自然や暮らしの魅力も裏面に記載。ただの食品にとどまらず、島の風土が感じられる“ストーリーのある商品”としてリニューアルされました。

2025年夏から販売を開始予定。島内の観光施設や都内のホテル・料亭、そしてECサイトなどでの展開が計画されています。

地域の魅力を「かたち」に──隠岐ジオパークパッケージ助成事業のご紹介

今回ご紹介した3つの取り組みは、いずれも隠岐ジオパークパッケージ助成事業を活用して実現したものです。

それぞれの事業者が、自分たちの手で育んできた隠岐の自然・文化・暮らしの魅力を、商品という「かたち」にして届けようとする姿勢が印象的でした。
パッケージの工夫やデザインには、島で暮らす人の想いや、未来につなげたい風景が込められています。

隠岐ジオパーク推進機構では、今後もこうした地域発の商品づくりを応援しながら、隠岐の魅力を多くの人に伝えていく取り組みを続けていきます。