2023.12.01

隠岐の海をより知ってもらうために、移動水族館を開催いたしました。

隠岐の海についてより知っていただく機会をつくり教育普及を行うことを目的に、2023年内で移動水族館を計3回開催しました。

開催の様子の写真を添えながら、活動報告をします。

1回目:「漂う水族館in海士町」2023年6月9日~6月10日

海士町のEntôウジオラウンジにて開催しました。

隠岐では春から初夏に多くみられるクシクラゲ類などを展示しました。

クシクラゲ類をみた、多くの参加者から「キレイ」「初めてみた」といった感想をいただくことができました。

隠岐では海洋ゴミの問題は深刻です。そこで生物だけでなく海洋ゴミの展示も行いました。写真は釣り糸やルアーといったゴミです。

 

2回目:「漂う水族館in隠岐の島町」2023年9月29日~9月30日

隠岐の島町の隠岐自然館にて2回目を開催しました。

初夏~冬に見られる隠岐の季節来遊漁(ソラスズメダイなど5種)を展示しました。

生物以外にも海士町同様に海洋ゴミ(写真はペットボトル)などを展示しました。

隠岐にて、海洋ゴミの被害を受けてしまった海洋動物(イルカ・ウミガメなど)についての紹介展示も行いました。

その他、体験として「お絵描きアクアリウム」を開催いたしました。子供たちが書いた水生生物たちが、隠岐自然館のプロジェクションマッピングの中に登場させプログラムで動かしました。

設営には担当スタッフと別で、隠岐高校の生徒にも協力いただきました。

イベント中の来館者は約100名、お絵描きアクアリウムへの参加者は22名でした。多くの方にご参加いただきありがとうございました。

3回目:「“海士のうた“に触れる季節来遊魚と和歌短歌俳句の世界in海士町」 2023年10月28日~10月29日

秋に海士町にて3回目の移動水族館を実施しました。

展示水槽数は5基で生物種数は5種約100点を展示。

変わった形をしたツバメウオなど、隠岐にやってきた季節来遊漁の展示を中心に行いました。

魚以外では、夏から秋に見られるタコクラゲの展示なども行いました。

開催までの準備の様子

開催にあたり、海士町複業協同組合所属の西田拓稔さんに企画制作を担当いただきました。(生物採集・飼育管理・水槽展示の制作などを行い、イベント開催中は解説など)

以上活動報告でした。これからも、より隠岐の海に理解を深めていけるよう企画を行っていきます。引き続きよろしくお願いいたします。