オキタンポポ

隠岐4島でみられる隠岐の固有種です。海岸や人里に生える多年草(2年以上生存する草本植物)で、頭花(小さな花が密生して、ひとつの花に見える花)は径4~5㎝で黄色の舌状花(下部が筒状で上部の一部が舌状に伸びている花)が90~160個ほどまとまって付いています。
隠岐には固有種のオキタンポポ、外来種のセイヨウタンポポ、アカミタンポポが生育していますが、その違いは総苞外片(花をまとめている部分の一部)が上向きになっているのがオキタンポポ、下に反り返っているのが外来タンポポと見分けることができます。オキタンポポと外来タンポポは公園や植え込み、河原など同じ生育環境で確認されることが多く、生育地の競合だけでなく雑種も確認されています。

  • 分類

    キク科ノゲシ属

  • 分布

    隠岐(島前・島後)

  • 花期

    3~5月