カタクリ

山野に群生する多年草(2年以上生存する草本植物)。隠岐では島後の大津久地区カタクリの里で見ることができる。カタクリはスプリングエフェメラル(Spring ephemeral)と呼ばれる、春に咲いて夏ごろには葉も消えてしまう植物の一種で、可憐な姿から春の妖精とも呼ばれる。葉はやや厚くやわらかく、淡緑色で紫色の斑紋が入ることが多い。花は3月の終わりごろから、紅紫色の花を下向き咲かせる。カタクリの種にはアリの蛹の匂いに似た部分があるため、間違えられてアリの巣に運ばれる。

  • 分類

    ユリ科

  • 分布

    南千島、北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国(北東部)、サハリン

  • 花期

    3月下旬~4月上旬(隠岐)、4月~6月(全国)