ダルマギク

西日本の対馬海流に沿った、海岸の岩上に生える多年草(2年以上生存する草本植物)。和名は海岸の岩の上に咲く様子がダルマが座っているように見えるところからつけられたとか、葉がまるいのをダルマにたとえたなどの由来がある。葉はロゼット状につき、全体が毛に覆われているため白緑色をしている。花のつく茎はよく枝分かれして高さ約25㎝になる。
頭花(小さな花が密生して、ひとつの花に見える花)は直径3.5㎝~4㎝。舌状花(下部が筒状で、上部の一部が舌状に伸びている花)は青紫色、まれに白色。

  • 分類

    キク科

  • 分布

    本州(島根県以西)~九州(北部)の日本海岸と隠岐・対馬などの沿岸島嶼、朝鮮半島(日本海岸)、鬱陵島、ウスリー(南部)

  • 花期

    10月~11月